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エネルギーマネジメントシステムの記事一覧

エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(10)

ISO50001に関するブログを書いています。最初に私のエネルギーマネジメン原点である京都大学工学部燃料化学科の紹介がすみましたから、いよいよISO50001要求事項とその対策に入ります。

―― ISO50001は、ISO14001に比較してエネルギーマネジメントが追加されています。条項数でいうと、ISO14001の18条項に対して7条項増加して26条項です。

―― 私は、ISO14001において独特のPDCA図を作成し、それを新技術開発センターから出版した「誰でもできるISO14001簡易環境影響評価法」において田辺式PDCA図を発表。これに対してISO50001PDCA図を今回作成しました。

―― 新たなPDCAにおいて、どこで増加したでしょうか。もちろん「P」と「D」です。Pにおいて3条項、そしてDにおいて4条項です。但し田辺式比較法によります。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(9)

ISO50001に関するブログを書いています。最初に私のエネルギーマネジメン原点である京都大学工学部燃料化学科を紹介しました。その後で経験した三菱化学におけるエネルギーマネジメント経験は今ブログでは省略します。他のブログですでに紹介済みですから。以下は、前ブログからのつづきです。

―― ISO50001が2011年6月に発行されましたが、早くも認証/登録が始まったと報じられています。ISO認証/登録件数が低迷する中で、審査機関は絶好のビジネスチャンス到来と映るようです。

―― しかしよく考えてください。ISO50001は、企業のための規格であり、審査機関のための規格ではありません。

―― 素材・エネルギー産業においては、もともとエネルギーマネジメントを実施しています。私が定年まで勤務した三菱化学を例にとると、エネルギーマネジメントは日常業務として実施されていました。そして私は、33年間エネルギーマネジメントを担当していました。

―― その経験からして三菱化学等の素材・エネルギー企業は、法的/行政的要請対応以外ではISO50001認証取得をする必要がないと考えます。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(8)

ISO50001に関するブログを書いています。要求事項はISO14001の19条項から7条項が追加になって26条項になりました。その追加条項はエネルギー特有のものですが、その対応策の立案は石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。以下は、前ブログからのつづきです。

―― 私が卒業した京都大学工学部燃料化学科の歴史を説明しています。
私が在学していた昭和32~38年、工業化学科、燃料化学科、化学機械科、繊維化学科の4学科ありましたが、それが工業化学科に統合されて現在の定員数は235人であり、工学部の化学系学科としては、我が国最大数を誇ります。

―― 教室の開祖、喜多源逸先生が後進の育成に力を入れられた成果であり、学生数だけでなく研究の質も高く、ノーベル賞を二人輩出しています。福井謙一先生と野拠良治先生です。

―― 因みに、福井謙一先生から直接教えていただきましたし、野拠良治先生は同期生です。

―― 燃料化学科は、石油化学科、物質・エネルギー化学科と名前を変え、現在大学院の物質・エネルギー化学専攻にその系譜がつながります。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(7)

ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001の19条項から7条項が追加になって26条項になりました。その追加条項はエネルギー特有のものですが、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。以下は、前ブログからのつづきです。

―― そもそも大東亜戦争は、米国から石油の供給を止められたことに端を発していましたから、原油以外の原料からガソリンを合成することは国として喫緊の課題でした。
とくに緒戦の勝利で確保したスマトラ島の製油所からの輸送が、戦況の悪化にともなってままならぬ事態に陥った昭和18年以降においては国の存亡をかけた課題でした。

―― この課題を解決するために設立された学科が京都大学工学部燃料化学科であり、この課題に真正面から取り組んだ燃料化学科の福井健一先生は、自ら陸軍燃料廠勤務を志願され、技術将校となって陸軍燃料廠へ赴き、北海道滝川でプラントを建設してイソオクタン合成に専念されました。

―― この際に石油成分である様々な炭化水素の性状と様々な反応性に親しまれ、その御経験をベースにされて後に、実験しなくてもここの炭化水素の反応性を予測できる理論を開発されました。"フロンティア電子論"です。
これが評価されてノーベル賞を受賞されました。私も先生の御講義を受けた学生の一人として誇らしく思っています。"燃焼理論"と量子力学に基づいた"統計熱力学"であり、単位を取得させていただきました。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(6)

ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001の19条項から7条項が追加になって26条項になりました。その追加条項はエネルギー特有のものですが、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。以下は、前ブログからのつづきです。

―― 石炭をガス化/液化して合成/異性化した炭化水素と別途合成したイソオクタンを混ぜ、かつ、鉛化合物を添加してハイオクタンガソリンを造ったそうです。

―― 現在の自動車用レギュラーガソリンは、鉛など添加されていません。そしてオクタン価は90もあり、ハイオクガソリンのそれは96以上ですが、当時の戦闘機用ガソリンのオクタン価は87でしかなかったそうです。

―― 特攻機用のガソリンはこれであり、供給量が少ないので、訓練がままならず、出撃の際にやっとオクタン価87のガソリンがあてがわれたとのことです。これはNHKの番組"神風特別攻撃隊"で知りました。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(5)

ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001のIRCA登録主任審査員であり、かつ、三菱化学において33年間、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。では以下は、前ブログからのつづきです。

―― 私が卒業した京都大学工学部燃料化学科の歴史を説明しています。東亜戦争中に以下のような国家プロジェクトが設置されました。目的は航空機用ハイオクタンガソリンの製造です。

―― まず石炭をガス化して水素と一酸化炭素を合成し、それを鉄触媒のもとで反応(フィッシャー法)させて直鎖炭化水素を合成します。直鎖単価水素を水素存在の下で白金触媒存在の下で熱を加えて一部を異性化し、オクタン価を上げます。

―― 一方、糖蜜を特殊な酵母をもちいて発酵させ、ブタノールを得ます。ブタノールを熱分解してブテン-1を得ます。ブテン-1を異性化させてイソブタンを得ます。イソブタンとブテン-1を濃硫酸を触媒としてカップリングさせ、イソオクタンを得ます。

―― このイソオクタンを石炭ガス化から得られた異性化単価水素と混ぜてオクタン価87の戦闘機用航空ガソリンを造るプロジェクトです。実際北海道滝川に工場が建設されました。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(4)

ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001の19条項から7条項が追加になって26条項になりました。その追加条項はエネルギー特有のものですが、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。以下は、前ブログからのつづきです。

―― 私が卒業した京都大学工学部燃料化学科は、大東亜戦争の戦争遂行目的に沿った国策学科でした。日本を救うための石炭/石油エネルギー変換技術開発を目的としていました。外国から石油エネルギーの供給をストップされた日本を救うための技術開発です。そして燃料化学科の目的は、戦闘機(ピストンエンジン)用ハイオクタンガソリン製造技術開発でした。

―― 開戦初期において首尾よく確保したインドネシアスマトラ島パレンバンの石油は、選局が悪化するにつれて本土への輸送ができなくなりました。輸送タンカーが米国潜水艦によって二本に到着しなくなったからです。

―― 航空機ガソリンがないと米国と戦えません。そして航空機が戦艦に勝る事実を米国に教えたのは、皮肉にも日本でした。御存知の通り、緒戦の一週間において、日本の航空機が太平洋の米英艦隊を無力化しました。ハワイ海戦とマレー沖海戦です。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(3)

ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001のIRCA登録主任審査員であり、かつ、三菱化学において33年間、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。では以下は、前ブログからのつづきです。

―― エネルギー消費プラントの知識が不可欠であることを知って私田邉康雄は、勇気が沸きました。なぜなら、京都大学工学部の燃料化学科で修士卒業までの6年間、石炭/石油の有効利用法を学んだ基礎学力が活用できるからです。

―― それに加えて修士卒業後直ちに就職した三菱化成(現三菱化学)の33年間、コークス炉を有する石炭化学工場、ナフサ分解装置をもつ石油化学工場、ならびに石油火力自家発電所を有する総合事業所のおいて数多くのエネルギー消費プラント設計/運転の仕事に従事した知識・経験が活きるからです。

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(2)

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エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(1)

"エネルギーマネジメントシステム―要求事項および利用の手引き"が、今年(2011)6月15日に発行されました。私田邉康雄は、日本規格協会から"英和対訳版"(¥14,175)を取り寄せて熟読/解析しました。

―― その結果、以下の事実が判明しました。ISO14001の要求事項条項18項目に対して7条項追加され、26条項に膨らんだこと。ISO14001をPDCA、即ち「Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Act」で表現すると、「P」で3条項、「D」で4条項追加となったこと。

―― 精査したところ構築企業側においては、従来の環境マネジメントシステム規格ISO14001対応の感覚では対処できないことが分かりました。即ち現にエネルギー消費をしている個々のプラントにけるエネルギー原単位の整理、ならびにそれらを総合した全工場的なエネルギーバランスの整理、さらに石油、石炭、電力など様々な形のエネルギーの使い分け(最適組合せ)てエネルギー効率を改善する計画が新たに必要です。

―― 今回から、私が解析したISO50001をこのブログに連載して載せることにしました。拙劣な内容ですが、見ていただくと幸いです。

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