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田辺(田邉)太一蓮舟のつぶやき 翁の著書:幕末外交談から(2-25)

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<父親の素性>
父石庵は尾張の人であり、元は村瀬誨輔といった。徳川尾張藩の藩校明倫館において秦鼎に漢学を学んだ儒者だった。村瀬の名で上梓されている書籍が少なくない。後に江戸に遊学した際、雑学者田邉貞斉に養われて田邉姓に改めた。頼山陽と親しく交友があり、彼が日本外史を書くときに、父石庵に種々の調査依頼をし、その問合せ書簡が甥の朔郎家に保管されている。

<甲府代官の娘と結婚>
父石庵は幕府の昌平坂学問所の教授方出役となった。程なくして幕府直轄地甲斐の国の学問所、甲府徽典館の学頭となった。15歳の私は父に誘われて徽典館へ同行した。後年教授になった。この時の縁で清兵衛の娘己巳子と結婚した。己巳子の兄は、荒井郁之助であり、以後戊辰戦争まで共に幕府のために働いた。親戚縁者の絆で世の中を動かしたのだ。

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