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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(8)


福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いていますが、原発に関しては官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

―― 1400年前に天智天皇と藤原鎌足の武力によって成立した「天皇/官僚協力体制」は、結果として比較的平和裏に政権交代を可能とするいわば「平和政権交代システム」と言えます。
この意味で天皇制は世界的に見てもユニークな、優れた「政治システム」であり、1400年間このシステムを大切に守ってきた御先祖様に感謝します。

―― そして我が国が世界に誇るこのシステムの中で天皇の側近であった官僚は、現在私達が持つ官僚というイメージとは遠く、政治家でした。重要だから繰り返します。我が国の官僚は政治家だったのです。

―― 万世一系のゆるぎなき天皇、そして政治に直接拘わらない天皇の下で、天皇に代わって政治を行なう官僚が、政治家だったのです。その官僚政治家が時の移りの中で「賞味期限」が切れたときに、別の集団が武力で「既存官僚」の座を奪い取る。1400年間、この繰り返しでした。
少なくとも鎌倉幕府(源頼朝の挙兵)、室町幕府(新田義貞の挙兵)、江戸幕府(応仁の乱)、大日本帝国(戊辰戦争)と4回は繰り返しました。これが我が国の官僚政治家制度であったと私は理解しています。

―― そして最後に武力で政権を取った官僚政治家は、大東亜戦争前の陸軍官僚でした。但し陸軍は直接武力を行使したのではなくて、武力を背景にしてその圧力で政権をとりました。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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