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「新卒一括採用」を是正へ:内閣府

9月28日付労働新聞第2746号の記事によると、「若年者に対する重点雇用対策」をまとめた内閣府は企業に対して、「新卒一括採用」の修正を求めていく方針です。

 

来年3月卒業予定者は、企業の採用計画が前年比23%減と大幅に落ち込む可能性が高まり、バブル崩壊時に続いて、第2のロスト・ジェネレーションとなる恐れがあります。

我が国の構造的問題として、多くの大企業が「新卒一括採用」を基本としています。これにより、若年者の失業率を低下させる効果がある一方で、新卒での就職機会を失うと、なかなか大企業には就職できません。

そこで内閣府は、ロスト・ジェネレーションの再生産を防止すべく、「新卒者緊急支援チーム」を設置して、今年の秋から就職支援体制強化ととともに、「多様な人生のスタートを尊重する社会」の取組を開始することとなりました。

新卒を一括で採用すれば、教育訓練も一括ででき、労務管理がしやすいといったメリットが企業にはあるでしょうけど、ロスト・ジェネレーションになる恐れがある学生にとっては、辛い現実です。

最近、終身雇用・年功序列制度を望む若者が増えているとか。終身雇用や年功序列を望むなら新卒一括採用もやむを得ません。

企業も学生もお互い様、ロスト・ジェネレーションも必要悪?でしょうか。

以上は、労働新聞9月28日(第2746)号の記事を参考にしました。60年の歴史を誇る労働新聞は、小林事務所を通せば3ヶ月間無料で試し読みができます。以下から、お申し込みください。
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