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子どもを持つ女性がいちばん有利な時代

先日の毎日新聞朝刊のなんとトップ記事ど真ん中に「母親3人選挙を語る」との見出しが踊り、子育てをしながら活躍する勝間和代林真理子西原理恵子の3名の社員がカラーで掲載されています。

鼎談の詳細は第9面に掲載しています、と書かれているので、第9面を開いて仰天しました。

 

第9面すべてを使っているではありませんかここでも3人そろい踏みのカラー写真が、そしてやはり中心に1人ずつ別々に写した大きな写真も・・・

今や日本は、子育てをしながら活躍する女性が中心の世の中です。香山リカ氏も「しがみつかない生き方」の中で「子どもを持つ女性がいちばん有利な時代」と一節を設けています。

少子高齢化の時代、子育てをする女性を社会全体で支えていこうと考えるのも結構なことだとは思いますが・・・

香山氏の本によると東大は、女性研究者の活躍を促すために、2009年3月に「公的な会議を午後5時以降には行わない」と宣言、今後は女性研究者をより積極的に採用する方針を発表しました。

少し前までは「女性は出産で長く休まれると困るから」と採用されなかったり、採用されたからには結婚、出産は考えずに独身を貫き通すことを余儀なくされたのに、この変わりようです。

以前は、有利な順に既婚男性→独身男性→独身女性だったのが、今では「子どもを持つ女性が一番有利な時代」になりました。

たしかに、子育てをしながら働くというのは大変なことでしょう。しかし、結婚、出産は幸運な出来事であり、それを選択したのは本人です。

にもかかわらず、彼女たちは「困難な状況にある人」と見なされ、勤務先や国から細やかな配慮や優遇措置を受けることができ、結果的には独身を通しながら働き続けている女性よりも高いポジションにつくことができる、というのは矛盾しています。

かつては、妊娠・出産する女性医師に対して「だからオンナの医者は困るんだよね」などと露骨に言う人もいましたが、今では、結婚・出産を経た女性の方がむしろ色々な支援を受けられたり「やはり女性としての人間的な深みが出る」と評価されるようになり、状況が一変してしまいました。

極端から極端へ。まさに日本人が得意?とするところではありませんか。

尊皇攘夷佐幕開国か、一億総玉砕から一億総懺悔へ、成果主義年功序列か、まさに日本人の面目躍如といったところでしょうか。

独身女性の皆さん、出世したければ、早く結婚して子どもを生みましょう。

いやいや、今後はいっそシングルマザーの方が、「より一層困難で大変な状況にある人」と見なされて、出世街道ひた走り、かもしれませんよ???

香山リカ氏の本は以下から。

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