トップページ
税理士 会計士 行政書士 司法書士 社労士
弁護士 弁理士 中小企業診断士 経営コンサルタント 保険代理店
HOME > 社労士 > 小林事務所 > ブログ > 3~4万円で就業規則は作れません

3~4万円で就業規則は作れません

先週のことですが、就業規則に関する問い合わせがありました。問い合わせをしてきたのは従業員20名ほどの会社社長です。

いくらで作ってくれるか?といきなり料金の問い合わせをしてきたので、絶対に客にならないのは確実であるため、早く電話を切ってしまおうと思い、強気で「最低でも就業規則本則のみで30万円はかかります。その他各種規程類は別料金です。」と答えると、電話の向こうで仰天したようで、しばし絶句したあと・・・

「なんでそんなに高いんですか?」・・・これはかなりきつくなじられるような口調で言われました。

「業種、業態に応じ、また、社長の考えや思いを取り入れながら、条文一つずつ読み合わせていくので、手間がかかるんですよ」

「そんなに立派なのはいりません。いくつか私の考えを入れてもらえれば、いいだけです」

「社長は、いくらぐらいで就業規則を作ってもらいたいとお考えですか?」と好奇心からちょっと探りをいれてみました。

就業規則賃金規程を入れてせいぜい3~4万円ぐらいでしょう」・・・これには私の方が絶句してしまいました。

「そんなに安くしたいなら、いっそのことネットから、ひな形をダウンロードして、自分で作ったらどうですか。タダで作れますよ」

「いや、自分で作ると法的に問題があると困るので、チェックをしてもらいたい。メールのやりとりで簡単な就業規則を作って法的な問題点をチェックしてもらうぐらいなら3~4万円で十分でしょう、おたくはそんな簡単な就業規則でも30万円も取るんですか?もっと安くできるでしょう?」

「いくら簡単な就業規則でも10万円はいただきます。もちろん賃金規程は別料金です」

このあたりで、電話を切ってもらえると思ったら、「なんでそんなに高いんだ?おたくは一体何年社労士をやっているんだ?」とか訳のわからない質問をし始めました。

そこで、「そんなに安く作らせたいなら、他の社労士を捜したらどうですか?今時は就業規則賃金規程合わせて3~4万円で飛びつく社労士なんて沢山いますよ」

ところが、ここまできても「なんでそんなに高いんだ?」と怒ったような口調でクドクド問い詰めてくるので、うんざりしました。

最後にはその社長、「それでは、検討してみます」と言って電話を切りましたが、当然、その後連絡などありません。

ちなみにその社長、日本人ではありません。日本人なら、そこまでクドクド問い詰めずに、金額だけ聞いて終わりですが。

どこの国の人か?これは言わないでおきましょう。

以上、貴重な30分を失った話でした。

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

« 前の記事へ | トピック一覧へ | 次の記事へ »

アーカイブ

最近のエントリー

このページのトップへ