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そうだ 京都、行こう

 紅葉の季節になると、JR東海のテレビコマーシャルが思い出されます。

 多くの方がこのコマーシャルを見て、鮮やかな紅葉や歴史を感じさせるお寺の建物、特徴のある屋根などが一つの景色となり、我々に素晴らしい感動と癒しを与えてくれることを想像して、京都に出かけたくなるのではないでしょうか。

 これは京都に限ったことではなく、お寺は既に地域の景色となっています。

 しかし地震大国である日本では、大きな地震に見舞われると、神社仏閣も例外なく、倒壊の危険性にさらされます。

 阪神淡路大震災では約130棟の本堂が、新潟県中越沖地震では10棟の本堂が倒壊しました。

 屋根の軽量化により建物の重心が低くなることで、倒壊の危険性も低くなることから、最近では地震対策として金属瓦(チタン屋根)を取り入れるお寺が増えてきているそうです。


 またお寺の建物は木造であることが多いことから、火事のリスクも非常に高いといえます。

 お寺は宗教法人所有の建物なので残念ながら地震保険は掛けられません(庫裏は対象となります)が、火災のリスクは火災保険でカバーすることが可能です。

 大半の方が火災保険は「火災が起こったときに保険金が支払われる保険」と思われているのではないでしょうか?

 しかし実際は火災の被害のほか、風や雷などの被害、ペンキの落書き、盗難などが補償される商品もあります。

 保険の自由化以降、様々なタイプの火災保険が登場しており、お寺のニーズに合った補償の保険も出ています。

 しかし保険の担当者にとってはお寺は特殊なマーケットとして捉えられているためか、自由化前の従来のタイプの保険からより良い提案がしきれていないというケースが頻繁に見受けられます。

 お寺は今でも人々の想いの場であり、貴重な歴史・文化を後世に継承する使命があります。

 そのためにもお寺にこそ、しっかりとしたリスク対策を考えていただければと思います。

◎お寺の保険
 
(法人コンサルティング部 伊東聿子)

保険情報ステーション

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