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人間の器は大きくなるか!(下)

 「年賀状1,000枚」ほど明確ではありませんが、サラリーマン主体の第二段階と、経営者主体の第三段階とでは、目標設定力にも差がでます。目標設定力とは自分との約束を守る技術です。WEBで見つけた2つの事例をご紹介しながら、第二段階から第三段階へ移行する方法を考えてみます。

 ベンチャーキャピタリストからはよく「3年後の会社を数字で語れない経営者は失格」と聞きますが、残念ながら私はこのレベルには達していません。ただ年間目標、月間目標、週間目標などはマンダラ手帳(http://www.myhou.co.jp/)を1年間活用し、少し慣れてきました。マンダラ手帳は自分のスケジュールを優先する技術を活用し、副作用を抑えながら夢を現実化する手帳です。周囲に流されない自分を貫き、自己活性化を図る目的もあります。来年使われてみては如何でしょうか?
 また「ISK実践課題5項目」(http://www.isk.ne.jp/greeting/index.html)は、目標設定力の観点から見事です。1.早起きする、2.大きな声・笑顔、3.TO DO LISTを毎日書く、4.報告・確認・再確認、5.3S(整理・整頓・清掃)を毎日実践する、すべては自分との約束からスタートしています。この5項目は「3%の勝ち組経営者になるための習慣」とあり、私も反省されられますが、確かにこの通りです。

 第二段階は経営者以前の段階ともいえますが、私も含め中途半端な経営者はいずれ会社を危うくします。ここを徹底すれば、標準までは立ち直ります。人は貧しい時にはよい仕事ができても、お金と共に自分との約束を守れなくなるものです。経営危機は初心にかえる契機になります。

 第三段階は経営者の段階ですが、経営者は個人として差別化されているだけでは失格で、他人からの共感が必要です。さらに自分の差別化を進めると、世間の反発を買い現世利益からかえって遠ざかる段階ともいえます。ここで経営者は、最低一回は地獄の苦しみを味わいます。
 人間の琴線に触れる共通項を学ぶのがこの段階です。具体的な手法としては宗教(人生哲学)、ゴルフ、女性遊びなどが考えられます。前の段階では現実逃避にしかならない遊びが、この段階では経営力向上の肥しになります。実際どれも、経営者は熱心ですよね。
 理趣経というお経は、「性の快楽も悟りの境地」と説きます。理趣経の世界はこの第三段階からですので、宗教書でもこんな表現が出て来るのです。頭で考えると訳が分からなくなりますが、実体験で読み解けば人間の真理を言い当てていることが分かります。
 宗教は信仰部分を除くと、その時代が求める共有感覚に近いものが残ります。差別化が行き過ぎて叩かれるより、宗教的発想で共有感覚をくすぐる方が、経営手法として有効性が高まる段階があるのです。そこに至ると経営者は、ほぼ例外なく宗教好きになります。

 マンダラ手帳もISK実践課題5項目も、宗教に造詣の深い方が作られているようです。宗教の初期段階は、第二段階のトレーニング(掃除・挨拶・食事作法・僧侶間の上下関係など)で形成され、次に第三段階(坐禅、教義の解説、読経、真言など)に移行します。一般信者には第三段階のトレーニングを薄めてご紹介するのですが、宗教の本質は第二段階が土台になっているのです。
 宗教は人間の器を大きくする技術の一つです。そしてある部分においては、ビジネスの成功法則とも完全に合致しているのです。

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