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どうして昔の会社ほど株主が分散しているのか

会社法が施行されてからというもの、取締役一人でOKだし、資本金もいくらでもOKという状態で会社が設立できてしまいます。そのため、株主も一人だし、取締役も一人という完全オーナー会社が多くなりました。

その一方、昔からある会社はどうかというと、それほど大きくない会社でも株主が何人もいたりします。昔は投資したいという人がいっぱいいるほど魅力的な会社で、株主ががたくさん集まったということなのでしょうか?

実はいくつか理由があります。

1つめは昭和の時代の株式会社は発起人という株式を引き受けるとが7人もいないとつくれなかったのです。今から考えるとビックリしますが、本当です。
そのため、「お金を貸すから名前だけ貸して」というような株主がたくさんできてしまったのです。

2つめは株主が持っていた株式が相続とともにでバラバラになってしまったというようなパターンです。
今では買い取り請求ができるように定款を変更している場合もありますが、以前はそんな大それたことはできなかったので、相続があるたびにどんどん分散していく場合があるのです。

そんな状態で自分が株主であることがわかっていなかったり、相続でバラバラになったりしていくと何が何だかわからない状態になってしまいます。

会社の業績がトントンならたいしたことは無いのですが、ビックリするほど儲かっていたりすると大変な事になりかねません。
1株の価格が上がっているので、誰かに売っても税金がかかるし、相続や贈与をしても税金が来ます。もし会社に買い取ってもらったとしても配当として税金がかかってきます。

身動きすら取れないまま時間だけが過ぎていくということになりかねない状態です。

この問題は、時間が経てば経つほど悪化していく場合多いので、何とか早いうちに対策をとりたいですよね。

もちろん最近の会社でも株主がたくさん増えしまって管理がしきれない場合なども参考になります。

ということで、答えは明日ということで。

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