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資金調達の基本

 今週は資金調達の基本といえる事例が2件ありました。
決算書、試算表ができていない、提示できないケースです。
どちらも規模が小さく、家族経営的な会社ですが、外部から資金を調達するには、実態を数値で示すことは必須です。数値には当然内容を示す明細が付属し、その意味を経営者は説明することになります。
 医療関係の1社は、税理士に委託した決算書がありました。見せていただき、赤字となっているが、店舗の移転により、収益を増加させる計画がありましたので、これを金融機関に説明するようアドバアイスしました。
 飲食店運営のもう1社は、第三者からの権利譲渡を受けたのですが、引き継ぎにあたっての資料が散逸してしまったようです。このため、資産に関する明細が整理されていません。
店舗は日々の入出金がきちんと管理され、店舗の仕入れ、支払いなども記録されていました。広告宣伝が十分でないこともあり、収益の改善余地はかなりありそうです。このままでは、金融機関の審査のテーブルに乗せることも困難です。

 内部で社員が、資料をまとめて、試算表として作成することができそうにないということで、当社が作成を代行することにしました。現状店舗の売上、入金、経費に関する支払い、未納実績等の資料から推定の資産表を作成しました。ただ明細に関する情報がありませんので、これは記入書式を作り、計上されている、資産額を明記して、明細記入を経営者にお願いしました。
この情報が確認できれば、仮の試算表が完成します。(これは有料サービスです)

 これを提示することで、金融機関への融資依頼が始まります。

確かに以前は、そんなものがなくても銀行が融資してきた時代もあるようです。
時代は変化しています。実績を示す書類の準備は必須となっています。

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