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中野人事法務事務所中野 泰(なかの やすし)

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金銭でモチベーションを上げる危険性

時々、従業員のモチベーションの維持・向上を図るための手段として、
昇給や賞与など、金銭の支給をメインに打ち出そうとする方がいます。

私は、このやり方は危険だと思っています。

「あなたを高く評価しているんですよ。」という気持ちの証として、昇給や賞与を位置づけ、
実際に昇給のタイミングや賞与を渡すタイミングで、
気持ちを伝えながら渡す、これはOKです。

一方、「こうしたらこうなる」という仕組みを作って、
あとは淡々とその仕組みに沿って運用するだけですと、
相手に気持ちが伝わりません。

気持ちが伝わらないとどうなるか。

仕事は金銭を得るための手段でしかなくなり、
金のために動く人が残る会社となります。

「この仕事が面白いからやっているんだ。お金なんて後からついてくる。」
というような考えの持ち主がどんどん減っていきます。

親子関係で例えて言えば、子供が家事を手伝ってくれたら
「ありがとう!」と気持ちを込めて言えばいいのです。

ここに「皿を洗ってくれたら1枚につき5円・・・」等とお金を持ち出すと、
お父さんやお母さんの役に立とうという動機はどこかに消えてしまい、
いつの間にやらお手伝いは、小遣い稼ぎの手段となってしまいます。

しかも、同じ刺激度合いではそのうち慣れてきますから、
そのうち「5円では少なすぎる」などと言い出してきます。

大人の場合、子供と異なり、生活費を稼ぐために働いているという一面があります。
だから当然お給料や賞与は渡すわけですが、
それでもやはり「ありがとう!」と、
気持ちを込めてお金を渡すことは外せないと私は思っています。

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