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小橋川会計事務所ブログ

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1Q84ってご覧になりましたか

村上春樹氏は日本が誇る作家として良くも悪くも批評の的に晒される方ですね。最近出版された表記の本を読ませていただきました。経歴を調べてみると自分と近い部分が多々発見され親近感が湧いてきました。
例えば大学卒業後、ジャズ喫茶経営(私もジャズが大好きで聴くだけでなく、管楽器を吹いています)そしてその傍ら執筆活動に勤しみ、文壇に登場(全く似てません)。また、身体を鍛えるためにマラソンを続け(私も走るのが好きでマラソン大会などに参加)ついにはトライアスロンまで参加(ここまでは未到達です)等。
とはいえ作家というと何か自分の中では、ある種特別な職業なのではという思いがありまして。試験で合格するものでもなく(もちろん芥川賞他多数の文学賞はあります)、その文章・文体に制約があるものでもなく読者が評価して初めて職業として認めてもらえるような一種独特な風味を感じます。
同作品に目を移してみると、普通我々が描写する場合は経験談であったり他の情報からの焼き直しであったりする場合が多いのですが、彼の場合複雑な男女関係を絡めながらも非日常的な毎日を極めてクール(感情に匂いがなく透明な感じとでもいうのでしょうか)に描いている点に他の作家と違う趣が見られますね。
氏の他の作品と通じるところは、親切じゃない部分でしょうか。文章はとても丁寧で内容も平易なのですが物語の結末にあたりそれまで紡ぎあげてきたものを全てクリア(すっきりさせる)することなく、読後に立ち戻らせて読者に何かを考えさせようとするようなものでしょうか。
そんな思いに自分自身憤りながらも、また以前読んだ作品や読んだことのない作品にも手をつけてみようかなと思いを新たにさせるような自分も存在させられる。そんな作品でした。

最近直樹にはまっている私

なんて言ってもそれだけではなんのことか。さっぱりという向きの方に。
ヒントをひとつ。
 ○○○少年原作者、漫画家。
 ピンときたあなたは、映画通それとも漫画通?
そう浦沢直樹といえば、私ぐらいの年代(秘密です)なら"YAWARA"でしょうか。
あの谷(田村)亮子選手が柔道で華々しい活躍を見せ始めた頃だと思います。
その頃って実はものすごく少年漫画が隆盛の時代で、鳥山明(「Dr.スランプ」「ドラゴン・ボール」)さん,原哲夫「北斗の拳」さん、車田正美(「リングにかけろ」「聖闘士星矢」)さんなど今でも
きらきらと輝いている作品があったころです。
そんな中出てきた浦沢さんの漫画はどちらかといえば、小さい頃から祖父に鍛えられた少女が強くなっていくという至極当たり前のスポ根漫画だったと記憶しています。(私自身がそれしか知らなかったので)
ところがどっこい、そんな思い込みは大人になってから見事に覆されました。というのもそこから先、彼が発表した作品を目にすることになったからです。むしろ最初からそうした方向に進みたかったのかもしれませんね。
イギリス特殊部隊の経歴をもつ考古学者としての大学講師キートン先生が難事件とぶつかる「MASTERキートン」、さらにはベルリンの壁崩壊後に起きた次々と起きる殺人事件を描いたサイコスリラー「MONSTER」そしてご存知子供時代に描いた本が大人になってから現実化していく様を描いた「20世紀少年」。どれもこれもストーリーの練り方が重厚でなにか歴史小説を読むかの如き味わいを感じさせてくれます。
これはもう漫画とはいえません、これは大人世界でも十分通用する「MANGA」といえるのではないでしょうか。
もちろん先ごろ公開された映画版20世紀少年の最終章も見させていただきました。ともだちの正体は誰かが本編の注目部分ではありましたが、映画としても十分よい出来だったので原作ファンも納得いくものになっていると思います。そこはドラゴンボール・エボリューションとの大きな違いかも。
浦沢さん、現在連載中の「BILLY BAT」も含めてこれからも大人にも読ませるものを期待しています。

真夏の陽気と新型インフルエンザ

今年の暑さは近年に比較すると、それほど暑くないらしい。
それでも夏の日差しが二の腕や頭頂部に容赦なく照りつけてくる。
この暑い最中に猛威を振るいはじめた新型インフルエンザ。

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欠損金の繰戻しによる還付請求

 昨年後半からの経済環境悪化に伴い、企業環境は奈落の底へと落ちてきました。大企業のみならず中小企業にとってはさらに過酷な試練が課されています。そんな中、世間を今賑わせているのが欠損金繰戻還付といわれる制度の復活。
 この制度は、簡単に言うと一昨年が業績好調で税金を沢山納めた黒字企業が今期経済不況のなか赤字を計上してしまったときに、その赤字分に相当する税金を返してあげましょうというそんなありがたい制度なのです。

 国の財政もこんなに逼迫していて前に払った税金返せるほど、財源があるのかと思われる皆様もいらっしゃると思います。もちろん、国計(家計になぞらえて)は火の車おそらく支払は行なわれるものの足を引っ張っていくことになるのは明らかでしょう。しかし、そんな悠長なことは言っておられません。
案の定、昨日某顧客企業の申告に向かうと、通常の還付金(中間納付等で払いすぎ)は早い時期に振り込まれるものの繰戻還付には少々時間がかかるとのこと。ハイブリッド車の助成金にしてもプリウスは今からだと5ヶ月以上の待ちが当たり前ですから、助成金が満杯になるのも目に見え予算消化時点で打ち切りになるそうです。先日のニュースでは、7月15日以降の契約車は、助成金申請期限には間に合わないとのこと。だから国が一民間企業に増産しろというのもどうかと思いますが。
 しかしながら還付制度は国税ですから打ち切りはないでしょうが、今年度限りの時限立法になることは予想しやすいのではないでしょうか。

アルコール摂取による失敗と失敗で済まされない大麻・ドラッグ・覚せい剤

 最近は、芸能人などだけではなく簡単に学生などでも手を出しているみたいですね。メディアを追っていると目にしない日がないほど、違法薬物使用による逮捕劇が続いています。

過去の歴史に遡ってみてもアヘン戦争など薬物に端を発したものは数知れず、現在でも北朝鮮・コロンビア・メキシコなど比較的産業が乏しい地域での生産が多い。また、ドラッグでハ、ペルー・ボリビア・ジャマイカ等があります。一度などは、旅行でジャマイカに出かけたとき空港からホテルまでバス車中、その運転手が私に薬物を売ってきたこともあります(最初は何か分からず気味悪くて買いませんでしたが)。

 やはり何らかの形で、外貨を獲得しないと貧しい国々はやっていけないということでしょうか。
 しかし現代日本はそんな言い訳は許されません。それも貧しいからではなく単なる好奇心でやるわけですから。

 なんでこれだけ蔓延するのでしょう?自分は酒にはからきし弱いので失敗はせず頭痛がするか眠くなる程度ですし、また興味本位で悪いといわれているものにも手は出せません。
一番恐いのは身体や精神状態に害を与えることじゃないでしょうか。誰でもすぐ近くで身体を蝕んでいくものが簡単に買えてしまうこんな状況は早く改善されるべきでしょう。一部の国では合法化されているところもありますが。それはきちんと秩序が守られているからよいのかもしれませんが。