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小橋川会計事務所ブログ

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新年に向けてのごあいさつにかえて

昨年の悪夢は吹き飛ばし、寅年の本年こそ素晴らしい年にしていきたいですね。
いつもと変わらず、本年4日には神田明神にお参りしてきました。
気のせいか例年以上に人出が多かったように感じます。
「困ったときの○○頼み」とはよくいったもので、多くの方が今年にかけている意気込みがひしひしと伝わってきます(私も)。

景気自体まだ上昇の気配を直接肌で感じられはしませんが、様々な数値をみていると徐々に上向き加減にあることは確かなようです。
年始における財界の方々の予想も上向いていくという意見が多くなっていましたし(昨年はお先真っ暗という感じ)、諸外国の株式市場も徐々に昨年の落ち込みを解消しつつあることが見てとれます。
あとは、日本自体が輸出大国であることから為替レート自体の安定ならびに高い日本円を程良いレベル(私見としては100円前後の水準)にまで持っていくことが景気回復のための最低のファンダメンタルとして望まれるのではないでしょうか。

古来(私が生まれて以来)日本人の消費って貯蓄の上に成り立っているものですから、貯蓄が一定限度を超えて減少してしまうと消費活動能力が極端に低下してしまいます。国民性ですからしょうがないかもしれませんが、消費・消費で残ったのは全てクレジット残高だけというよりはまだましかもしれません。とはいえ、少しでもこの消費意欲を高めていくには神の手ではなく海外の消費が不可欠です。

とくに財政がひっ迫し、公共事業が望めない環境では輸出(海外需要)増加→供給拡大→投資増加→国内需要増加→所得増加・雇用創出といったサイクルしか回復シナリオはありえません。国内需要は少子化や消費需要の充足度合が他国より高いために起爆剤とはなりえないためです。

ですから円高で海外旅行や輸入商品の値下げや、デフレ進行状況を喜んでいられないのです。
みんながお財布に自由に使えるお金を増やすためには日本人がもつ創意工夫により世界で通じるモノ・サービスを作り続けることでこの国全体の豊かさ(もちろん経済の豊かさが幸せすべてではありません)を高めていきましょう。すでに文化や食事、様々なインフラは世界に冠たるものなのですから。
そうすれば日本はもっともっと良い国になれるはずです、いやなりましょう。

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