IFRS導入延期に思う
福田です。またIFRS(国際会計基準)についてのお話です。IFRS導入延期につき「IFRSはM&Aには役立つが通常の業績評価等には特に役立たない」ととある大手電機メーカーの経営首脳が発言されていたということをネットで拝見いたしました。以前の会計基準と比較してファイナンス色が濃いとされているIFRSですが、この発言は今まで議論となってきたIFRSの本質をよく言い当てていると思います。乱暴な言い方をしてしまいますと、ある時点における会社の値段を決めるのにはIFRSは使い勝手がいいが、これから会社をどう伸ばしていくかという観点から会計を利用する場合には従来の会計基準のほうが都合がいい、ということなのでしょうか。確かに物作りが主体であるメーカーの場合はM&A等はお互いのシナジーがある友好的なものが一般で数もそれほど多くないでしょうからそういう話になるでしょうね。ただIFRSの本質的な部分はそれだけではないと思いますが、私もまだIFRSの理解については上記の話から先へ行けてないので導入延期を機にキャッチアップすべくさらに本質にも肉薄できるよう勉強していこうと思います。
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福田尚之公認会計士税理士事務所
公認会計士・税理士・証券アナリスト 福田尚之
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