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サムライレポート

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豊島区 米国税理士 伊藤朋子米国税理士事務所の伊藤朋子先生を取材!!

事務所名 伊藤朋子米国税理士事務所
住所 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3丁目
最寄り駅 東京メトロ「東池袋」より徒歩10分
電話番号 090-9321-9047
営業時間 フレキシブルに対応します
事務所詳細 > 事務所紹介ページはこちら
豊島区 米国税理士 伊藤朋子米国税理士事務所の伊藤朋子先生を取材!! 写真

Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?

A.EAというのは米国の税理士のことで、IRSという米国の国税庁に当たる機関に対して、確定申告をアメリカの税務当局に提出する仕事で、アメリカでは弁護士と会計士とEAだけにその業務を行うことが許されています。税務申告の時期に、様々な事情で日本とアメリカ両方に申告しなければ方々に対し、アメリカの方の申告に関しする部分をお手伝いさせていただいております。私自身は日本の税理士の資格を持っていないため、日本側については日本のベテランの税理士さんと協力して業務を完成させていただいております。個人のお客様のサポートも行っていますし、法人向けでは会社設立からその後のトータルサポートなどのサービスも行っております。アメリカにも、日本でいう「弥生会計」のような、「クイックブックス」というソフトがあるのですが、残念ながら日本向けの販売・サポートを行っておりません。しかしながら、米国に支店や出張所がある企業様にとっては、日本側のスタッフがこちらを使えこなせると、国際会計も大変効率的です。そういった理由から日本の方々もこのソフトで業務ができるように実務指導(トレーニング)も行っています。また、これから受験をして、米国税理士を目指してみたいという方々へのコンサルテーションも行っています。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

A.エリアは全国です。米国税理士として活動されている方があまり少ないのか、地方からのお客様も少なからずいらっしゃいます。アメリカから米国税理士になりたいことで、そういった方に対してコンサルテーションをすることもあります。営業時間はお客様に合わせていることが多いのでフレキシブルに対応しています。

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Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?

A. あえて基本的なことを大切にしてみるということでしょうか。普通のことを少しだけ意識して丁寧にやってみるようにしています。逆に、私が責任持って出来ないということはお客様にご理解いただくようにもしています。

Q.お客様に対して心がけていらっしゃることは何ですか?

A. ルールを破った場合は非常にペナルティが大きいということを覚悟していただいております。アメリカの税法は非常にリーズナブルかつ合理的に出来ています。当たり前のことかも知れませんが、たとえば裕福な人に有利にならないよう、貧しい人に不利にならないように作られています。日本の税法は細かいことをたくさん覚えなければいけないということを聞きますが、アメリカの税法は原理と原則などの考え方のルールを覚えてくことが試験においても実務においても重要です。それをお客様に十分に説明して、理解していただくということを大切にしています。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?

A.アメリカで小さな会社立ち上げたばかりの頃、毎年の税務申告の季節には見よう見まねで申告書を作成していました。しかし、業務も広がるにつれ、複雑な申告書を作るのに大変な思いをしておりましたので、そうであれば早いうちに自分で勉強してしまった方が良いのではないかと思ったのがきっかけです。というのも、自分でわかっていないことを他の人に頼むのは非常に不安になりますし、わからないなりにその仕組みなど、ある程度のことをわかっておかなければならないと感じて資格を取得しました。その後、資格だけ遊ばせておいてももったいないですし、あまり他にやられている人もいない職業ですので、思い切って開業することにしました。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A.日本にいて海外に支店を持ちたい、ビジネスを模索してみしたいという方でも、会計・税務に関するインフラが整っていないために諦めてしまう方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。海外に進出する場合、大手の会計事務所に頼むと非常にコストがかかりますが、日本人社会に根ざしたアメリカの会計事務所を日本経由で利用していただけば、もっと安くできますので、そういったことも知っていただく機会があればと思います。日本には他の外国には到底まねできないような素晴らしい商品やサービス、文化がたくさんありますから、そういったものを世界に発信していくお手伝いが出来れば嬉しいです。

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Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか。

A.豊島区の他に、ロサンゼルスのダウンタウンに提携会計事務所のオフィスがあるのですが、そちらは53階にあってとても景色が良く、天気がいい日はハリウッドまで一望できるほどです。そちらの事務所にお越しいただいた時にはきっと感嘆の声を挙げていただけるのではないでしょうか。対応のいい日本人スタッフもたくさんおりますので、きっと安心してご依頼いただけるのではないかと思います。

Q.趣味・最近はまっていることはございますか?

A.最近自転車を買ったので、サイクリングにはよく行きます。またやはりアメリカをベースにした「フィットネス・ヨガ」のインストラクターの資格を持っています。仕事でアメリカを往復しながら、日本人で初めてYoga Fit / 全米ヨガアライアンス公認インストラクターとして登録されました。この団体は、ヨガから宗教色を取り除くことで、健康に暮らしたいすべての人々に、ヨガをエクササイズとして解放していこう、という理想のもとにインストラクターの養成を行っています。私もその思いを日本に持ち帰り、今は都内の病院で働くスタッフの方々のストレス緩和に取り組んでいます。この病院は、社員に対する福利厚生にヨガを取り入れるなど、全人的な医療に積極的に取り組んでいます。

Q.米国税理士になられて良かったこと、嬉しかったことはございますか。

A. この仕事は競争相手が少ないので、あくせくせずに働けるところが良い点です。今思うと非常にラッキーだと思っています。昔「最大の競争戦略は競争しないこと」という言葉を教えてもらいました。競争相手がいるとあせって値段が上下したり品質が下がってしまうこともあるので、そういう意味ではとてもお客様に丁寧に接することができるので良かったですね。

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Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?

A. 「厳し」です。「うつくし」と読みます。過不足のないことという意味です。
今は亡き草柳大蔵先生から教えていただいて以来、大切にしています。

Q.これから米国税理士を目指している方々にメッセージをお願いします。

A.米国税理士はこれからどんなに人が増えても競争がそんなに激しくなることはないと思います。アメリカの中では非常に競争が激しいのですが、日本の米国税理士がアメリカの税理士さんと競合することはありません。例外的な特殊な案件が多いので、試験内容だけでは実務は出来ませんが、試験は試験と割り切ってやっていけばいいと思います。アメリカでは毎年CPEという継続教育があって、強いて言えばそれが大変ですが、アメリカの会計資格にはこのようにプロ意識を維持できるような良い制度がありますので、志のある方はぜひ米国税理士を目指してみてください。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

A.日本は清潔で安全で、暮らしていてもとても落ち着くのですが、私たち日本人にとって、このように帰る場所がありながら、ときに外の世界を見てくることができるということはとても恵まれたことだと思います。そろそろ勇気を出して冒険にでかけてみたいという気持ちになられた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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