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BLOG

中野人事法務事務所中野 泰(なかの やすし)

ブログ記事一覧

頑張れ、田村さん!

日経新聞より。

先日の日経新聞に下記の記事が出ていました。

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「自分には関係のない話」。
東京都町田市に住む派遣社員の田村優子さん(31、仮名)が
こうつぶやいたのは11月中旬、
最近盛り上がる賃上げ論議を耳にした時のことだった。

都内の放送機器の製造工場で週5日働き、
月給は手取りで20万円弱。
高校を卒業し働き始めてからボーナスをもらったことも、
給与が上がったこともない。
「独身で実家暮らしなので何とかなっている」が、
賃上げ論議で盛り上がる同僚を見ると、
自分が置き去りになったような気分になる。
--------------------------------------------------------

田村さんが本当に「自分が置き去りになったような気分」に
なっているのかどうか。
新聞記者が創作して書いた文章かもしれないので、
何とも言えませんが、
田村さんが収入を増やしていく道はないものかと、
いくつかの選択肢を考えてみたいと思います。

私が思いつくところでは、
下記のような選択ができるんじゃないかと思っています。

1 収入増は諦める
  今まで増えなかったんだから、これからも増える可能性は少ない。
  増える可能性が少ない会社に所属しているのだから、
  収入が増えないことに不満を感じないような考え方を持つ。

2 今の会社で収入増の道を探る
   1 今の働きぶりの状態を変えずに会社に交渉する。
   2 会社にとって有用な働き手となり、
     実力を認めてもらう。

3 他社に転職する
  2の選択肢が田村さんにとって現実的ではない、
  あるいは負担が多すぎるのであれば、
  今よりも多い収入を提示してくれる他社に
  転職をする。

4 独立して、自分の責任で自分の収入を増やす道を模索する

他にも、高収入の男性と結婚して、
働かずに優雅な生活を送る等、
いろいろな選択肢はあるのですが、
働くことを前提にして、上記の中で考えてみたいと思います。

1は多くの人達が現実的に選んでいる選択肢です。
18歳で今の会社に就職して31歳までの13年間、
ボーナスもない、昇給もない会社ですから、
これからもこの状態が続く可能性が濃厚です。

この現実を受け入れて、収入面以外の魅力ややりがいを見つけ、
前向きに生きていくというのも一つの選択肢だと思います。

2−1はちょっと過激な選択肢です。
会社はボーナスも昇給もなくてよいと考えている、
あるいは(経営が苦しい等の事情で)
支給できない状況にあるわけです。

自分の働きぶりを変えずに
この現状を変えようとすると、
当然、会社との軋轢を生む可能性が生じることを
覚悟することになります。

自分がどれだけ普段一生懸命仕事をしているか、
それだけ成果を生み出しているか等を
アピールする方法もあるでしょうし、
就業規則等の規程に根拠を見つけて、
「就業規則には毎年4月に昇給するって書いてあるじゃないですか」と
交渉する方法もあるでしょう。
個人で加入できる労働組合に加入して、
助っ人を加えて、会社に交渉する方法もあります。

後半の選択肢になればなるほど、
会社との関係は決裂していきますし、
その結果、昇給やボーナスが出るかどうかも
分かりませんが、言うだけ言ってみたい、
やれることはやってみたい、という場合は、
こういう選択肢を取る人もいます。

2−2は会社からも歓迎されやすい選択肢です。
今の仕事だけをするのではなく、
会社が許してくれそうな範囲の中で、
いろいろな仕事を引き受け、
会社にとって必要不可欠のスタッフになっていきます。

プラスαの仕事については、
ボランティア(=将来への布石)だと思って、
割り切ります。

単なるスタッフとしておいておくのはもったいないと、
会社が判断すれば、
田村さんの実力に応じた仕事を正式に任せるようになり、
その仕事に応じた給料に切り替わる可能性が高いです。

私の知り合いの女性は、
数百人規模の会社のアルバイトから初めて、
数年で取締役にまで登り詰めました。

当然、取締役になった時の収入は
アルバイトの時の収入とは全く次元が変わります。

もちろん、このように活躍できる実力を身につけ、
実際に発揮していても、
会社はいいようにこき使うだけの場合もあります。

ただ、実力は確実に増していますので、
他社が放っておかなくなります。
逆に言うと、他社が放っておかないくらいの、
市場価値の高い人になっていくことを目指していきます。

3の選択肢(転職)ももちろん検討に値しますが、
今の実力を冷静に判断した方がよいでしょう。
転職を本気で考えるのなら、
逆に今の会社で身につけられるものは
給料になる、ならないは関係なく、
貪欲に身につけていった方がいいです。

今の会社で大失敗しても、
せいぜい叱られるか、給料が多少減るかくらいです。
転職を本気で考えているのなら、
多少給料が減ってもいいじゃないですか。
それよりも、会社という場を
自分を成長させる場と捉えて、
いろいろと経験することを優先した方がいいと思います。

その経験は転職の際にも有利になりますし、
転職後も役に立つでしょう。

4の選択肢(独立)は尻込みする人が多いと思いますが、
独立をした経験がある私にとっては、
現実的な選択肢の一つだと思います。

借金をしなくても、できる仕事はたくさんあります。
今の自分で人の役に立てることって何だろう、と
真剣に考えて、身近なところから始めていけば、
さほどリスクはないと思います。

誰しも、その人固有の役割と言うか、使命があります。
人に喜ばれることで、自分にとっても苦にならず、
楽しくできることを模索してみましょう。

今の時代は、ブログ、フェースブック、ホームページ等、
無料で自分の広告ができる媒体も増えています。

独立したからといって、必ずしも
収入増になるとは限りませんけど、
頭を振り絞って考えれば、
何か見つかるかもしれません。

今、手取りで20万円弱ということですから、
20日稼働で、1日1万円いただけるビジネスってないかな、
というお話です。
場所は自宅。人は雇わない。
できれば、何かを仕入れることもないビジネスですと、
さらにリスクは減ります。

1個500円のものを毎日20個買ってもらえば1万円。
1個2万円のものを2日に1回買ってもらっても、
1日あたり1万円です。

あるいは、同じ人が毎月1万円支払ってくれる
ビジネスというのもいいです。
そういう人が20人集まった段階で、
今の収入と同じ。
しかも、一人が「もういいです」と
サービスを断ってきても、
減る金額は1万円。
20万円が一気になくなるわけではありません。

4の選択肢は生き方がガラッと変わります。
どのようなビジネスにするかは田村さん次第。
軌道に乗るまでは大変ですが、
いったん軌道に乗れば、
やりがいのある、楽しい毎日になる可能性が高いです。

...と、ここまで書いてみましたが、
私はきっと、この新聞記事の中にあった
「自分が置き去りになったような気分」
という言葉にひっかかったのだと思います。

この気分は新聞記者が勝手に書いたものであり、
田村さんの本心ではないかもしれませんが、
置き去りになった気分に浸って終わりではなく、
それでは私はこれからどうするか、という気持ちを
ぜひ持ってもらいたいと思いました。

これからどうするか、と前向きに考えたのであれば、
どの選択肢にも優劣はないと思います。

誰も自分の人生を肩代わりしてくれません。
自分の人生は自分で切り開いていこうとする
気概を持ってもらいたいです。

こういう気概を持てば、
きっとそれに共感を示してくれる人達が、
田村さんに援助や応援の手を差し伸べてくれると思います。

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解雇に伴うリスクと効果

お客様から「従業員を解雇したい」とご相談を受けることがあります。

社労士の仕事をしていると、解雇がいかにリスキーな選択か
肌身に沁みています。

労働契約法第16条には

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、
 社会通念上相当であると認められない場合は、
 その権利を濫用したものとして、無効とする。」

とあります。

解雇をしたいと社長が主張する解雇理由は
客観的に合理的な理由があるのか?
社会通念上相当か?

事例にもよりますが、正直、
裁判をやってみなければ分からないところもあり、
軽々しく、「解雇しても大丈夫ですよ」等とは言えません。

また、個人で入れる労働組合などに加入されると、
これもまた場合によってはとんでもない事態に
発展することも経験しています。

その他にもいろいろなリスクが頭に思い浮かぶので、
社長の「解雇したい」という主張に対して、
ブレーキをかけるような役割を演じがちです。

でも、事例にもよりますが、
解雇することをためらって、
ずっとその会社で雇用し続ける選択をした場合、
今度は周りの従業員への悪影響や、
経営が立ち行き行かなくなるなど、
法律の外の世界のリスクが生じます。

当社の仕事で重要なことは、
法律の世界のリスクと、法律外の世界のリスクを
見極める努力をしながら、
長い目で見て、その会社にとって最善になると思われる
相談相手にならなければならないことだと考えています。

「こーいうリスクがある。あーいうリスクがある。」という時もあれば、
「こーいうリスクはあるけれども、
 ここは腹をくくって思い切った手を打ってみてはいかがですか?」
と、お客様の状況に応じた緩急自在な相談相手でありたいです。

こうした相談相手となるためには、
法律のことばかり勉強していてはダメだと思います。

人間力というか、人としての器を大きくしていくというか、
こうした努力を続けていくことが大切だと思っています。
(どこまで自分ができているかは、何とも言えませんけどね。)

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小さな会社で従業員との信頼関係を築くコツ その2

前回のブログで、信頼関係を築くコツは
「他人を変えようとせず、自分を変えよう」ということを挙げました。

その他、「従業員に対して心からの思いやりを持つ」
ということも挙げられます。

簡単に言えば、従業員が喜ぶことをする、
従業員が嫌がることはしない、ということです。

これは従業員に媚を売るということではありません。
ダメなものはダメと叱る場面や注意をする場面も当然あります。

でも、こうした注意や叱責は、
自分の会社の損失につながるからするのではなく、
従業員のためにならないから叱りたいものです。

そして、こうしたことに無理をしてもいけません。

たくさんの賞与をあげれば、従業員は喜びますが、
支払えるお金にも限界がありますから、
継続的にできることを続けた方がいいです。

従業員にしてあげられることはいろいろとあるでしょうけど、
一番経営者がしてあげるべきことは、
仕事にやりがいを感じてもらえる支援です。

笑顔で仕事ができて、しかも充実した仕事。
従業員がした仕事を受け取る人からは感謝の言葉。

このようなサイクルができるよう、
できる限り支援をしていくと、
従業員も、あなたのおかげと気がつくかどうかは別ですが、
素晴らしいモチベーションで働いてくれるという、
経営者にとっては最高のお返しをしてくれると思います。

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お客様や社員等、周りの人から信頼されるコツ

人間誰しも、一人で生きているわけではありません。
多くの人に囲まれ、支え合って生きています。

多くの人と関わり合って生きていく以上、
周りとの信頼関係を維持・向上させていくことは
とても大切です。

そして、周りの人に信頼を寄せてもらえることほど、
幸せなことはありません。

また、会社を経営している人であればなおさら、
お客様や取引先、自社の従業員との信頼関係は不可欠です。

それでは、こうした信頼関係を
維持・向上していくための秘訣は何でしょうか?

これもたくさんあるのでしょうけれど、
秘訣の一つは、『約束を守る』ということです。

約束をするということは、
相手に何かを期待させることであり、
約束を破るということは、
相手の期待をしぼませることにつながります。

仕事とは、約束のカタマリのようなものです。
「〇〇までに〇〇を提出する」
「〇時にお客様とミーティングをする」など、
約束だらけです。

もちろん、生きていれば、
約束を守れないこともあります。
守れない時点で連絡を入れるなり、
お詫びをして新しい約束をする等、
そういう時にはフォローが大切になりますが、
根本は、最初から約束を守ることを繰り返していくことです。

だいたい、何事も親が子どもにしつける時に言うセリフが
そのまま大人の世界にも当てはまると言っていいと思います。

約束を守る。
簡単なことですけど、続けることは難しいです。
でも、約束を守り続けられる人が
周りからの信頼の基礎となるのではないでしょうか。

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小さな会社で従業員との信頼関係を築くコツ

大きな会社もそうでしょうけど、
小さな会社であれば、従業員数が少ない分、
本当に一枚岩にならないと、
会社の経営に支障をきたすことがままあります。

ところが、中には社長と従業員の関係が
うまくいかず、悩んでいる経営者の方もいます。

経営者も人間ですからね。
得手不得手もありますし、性格に偏りもあります。

従業員とうまくやりたいと思ったら
何からどう手をつければいいのでしょうか?

「唯一の正解」等どこにもありませんが、
私には定石のようなものがあります。

従業員を変えようとせず、自分を変えよう!

従業員に自分を信頼させようとアプローチするのではなく、
まずは自分が従業員を信頼するようにする、とか、
従業員に自分の考えを知ってもらおうとするのではなく、
まずは従業員の考えを知るように努力する、とか。
従業員の欠点をあげつらう前に、
自分の欠点を素直に認める、とか。

そして、信頼関係の第一歩は
会話から生まれますが、
会話も「話す」のではなく
「聴く」ことに重点を置くことがポイントです。

人間というのは、多かれ少なかれ、
自分のことを知ってほしいという本能的な欲求がありますが、
他人のことを知りたいという本能的な欲求はありません。
他人のことを知るというのは、欲求ではなく、意志なのです。

まずはリーダーが従業員のことを知るとか、
従業員の中に飛び込む等の意志を持って行動することが大切です。

こうしたリーダーの姿に触発され、
自分のことを理解しようとしてくれていることを従業員が感じれば、
「そういや社長はどうなんですか?」と
自然と耳を傾けてくれるようになります。

ここで初めて自分の話をするというのが、
私が考える定石です。

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育児休業後の職場復帰を円滑にするためのコツ

育児休業を終えて職場に復活しても、
仕事に専念しずらい状況が生まれることがあります。

ありがちなのが、子どもが病気になってしまうケース。

当社のスタッフの場合も、
働いている最中に保育園から
電話がかかってくることがあります。

「お子さんが熱を出したので、すぐに迎えに来てほしい」

との電話です。

そうなると、仕事が途中であっても、
職場を離脱せざるを得なくなります。

本人も好きで離脱するわけではありませんので、
周りの理解が大切です。

こうした理解を促進するのに一番いいのは、
事前に、周りのスタッフに子どもを見せておくことです。
(可能ならば、抱っこさせるとさらにいいです。)

子どもの顔を見せていれば、

「あー、あの○○くん(○○ちゃん)が
 熱を出したのか。かわいそうだなぁ。」

と共感しやすくなります。

そこで、ある会社では、職場復帰の前に
お子さんを連れて来社してもらい、
皆でお子さんを囲んでランチ会をしています。

頭の中で「あの人にも赤ちゃんがいる」と想像するよりも、
赤ちゃんを現実に見て触った方が、
はるかにイメージがしやすいですし、
理解や共感が生まれやすくなります。

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希少価値の高いキャリア作りのヒント

 以前、職場の先輩から言われたことが「得意技を二つ持て」。

例えば社労士業界の場合、大半の社労士は
労働基準法等の労務に関するご相談対応を得意としています。

こんな環境下で、労働基準法一本で勝負しようと思っても
他の同業者との差別化がなかなか難しい。
社労士が労働基準法に強いというのは当たり前だからです。

ところが例えば、中には「英語が得意な社労士」がいたりします。

こうなってくると、とたんに希少価値が増してきます。
外資系の企業担当者に英語でやり取りができる社労士はそう滅多にいません。

他には「税理士 兼 社労士」という人もいます。

企業のお金のことと人のことの両方を
一通りアドバイスできるというのも、これまた強い。

また、当社のスタッフの一人は前職が農業・酪農です。
一般企業相手に農業の経験をそのまま活かすというのは
ひとひねり必要ですが、
今彼が注力しているのは、農家に向けた労務アドバイス。

農家と言っても家族経営しているところばかりではありません。
家族以外の人を従業員として雇用し、農業を営んでいるケースも多いのです。
こうした農家に対し、「農業・酪農の実務経験」と「労働法に詳しい」という
二つの武器で戦える社労士も滅多におりません。

得意技が一つですと、なかなか頭一つ抜け出るのは大変ですが、
一つ一つの得意技のレベルはほどほどでも、
それぞれの得意技を融合したサービスができるようになると、
高確率で希少価値が高まります。

ましてや、得意技が三つともなると、
その希少価値というか存在確率は非常に低くなります。

ただ、黙っていても得意技が作れるというわけにはいきません。
知らないことやできないことに好奇心を持って取り組む姿勢があって
はじめて第二、第三の得意技が身についていくのだと思います。

人間、死ぬまで勉強ということですね。

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桜の花はいつから咲く準備を始めているんだろう?

先日、道を歩いていたら、大きな桜の木が満開の花を咲かせていました。

「キレイだなー」と、歩きながらも目は桜の花に釘付けに。

すると、同じ木を見た幼稚園児くらいの女の子が、
「あ〜っ!さくらだ〜。きれいだね〜!」とお母さんに感激の声をあげました。

人の心をこれだけ揺り動かす自然の力というのは、
本当に素晴らしいなと思います。

さて、「春夏秋冬」という言葉に象徴されているように、
私たちは、春が四季の始まりだと認識しています。

確かに、冬は広葉樹も葉を落としていますし、
冬眠している動物もたくさんいます。
雪が降ると、消音効果もありますので、
静まり返った世界に私たちは生きることになります。

言ってみれば冬は「死の世界」、
春は「生への復活」と捉えている人が多いのではないでしょうか。

ところが、一見死の世界に見える冬ですが、
意外にも「生」の一面があるんです。

冒頭に採り上げた桜。桜は、夏頃に翌春咲く花のもととなる花芽(かが)を形成します。
すると葉の方で「休眠ホルモン」を作り出し、
できたばかりの花芽は「休眠」に入ります。

休眠した花芽は冬の低温にさらされると再び眠りから覚め、成長を始めます。
これを「休眠打破」と呼びます。
だいたい1〜2月頃に休眠から目覚めるのだそうです。

そして、休眠打破の後、気温の上昇とともに成長し開花します。

厳しい冬の寒さがあってこそ、春の桜が美しく咲きます。
命のスイッチをオンにする働きは、春ではなく冬にあるのです。

私たちの人生にも四季のようなバイオリズムがあります。

やることなすことが不思議なほどうまくいくときもあれば、
全てが裏目に出るような時期もあります。

全てが裏目に出るような時期は、季節でいうと冬のようなものです。
アウトプットがうまくいかないという時期です。

確かに冬に種を植えても、芽は出てきません。
こういうときは、桜を見習い、
内面を充実させること(インプット)が重要です。

冬の桜を見たって「休眠打破が起きた」って分からないですよね。
冬の桜は周りから見たら、何のアウトプットもしていないので、
一見死んでいるかのように見えますが、
実は、来るべき春に備え、準備をしています。

私たちも冬のような時期は内面を充実させればよいのです。
季節も人生も冬が続くわけがありません。いつか必ず春がやってきます。

春が来れば、冬の季節に内面を充実させておいてよかったなと思える飛躍がやってきます。

今、「人生、うまくいかないなー」という方がいたら、
自分の内面を磨いていくことにフォーカスしていくとよいかもしれませんよ。

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答えがあるようでない世界に生きるということ

法律というのは白黒はっきりしていてとても分かりやすいです。

例えば、労働法分野では労働契約法に次のような条文があります。

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使用者は、期間の定めのある労働契約について、
やむを得ない事由がある場合でなければ、
その契約期間が満了するまでの間において、
労働者を解雇することができない。
(労働契約法第17条)
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「やむを得ない事由がある場合」なら契約途中でも労働者を解雇できますし、
「やむを得ない事由がない場合」なら契約途中で労働者を解雇することはできません。

判断基準は「やむを得ない事由があるか否か」です。
至って明快。白黒ハッキリしています。

ところが、法律を運用していく世界の話になると、これほど曖昧なものもありません。

例えば・・・
100人分の給与計算をする有期雇用契約社員は
入社して3ヶ月経ちますが、毎回3人くらいの給与処理を間違えます。

この人を「給与計算をするたびに必ず間違える」という点を取り上げて、
契約途中での解雇に値するほどのやむを得ない事由があると言えるのでしょうか。

「このくらいでは裁判で訴えられたら負けてしまう」とガマンをする会社もあれば、
「裁判になって(負けて)も構わないから、とにかく辞めてもらう」と
判断する会社もあります。

極端な話、やむを得ない事由ではないことが分かっていても、
解雇するという判断をする会社もあります。

当社はこうしたご相談に対し、判断するのに必要な情報を提供し、
各選択肢のメリットやデメリットを伝え、
極力経営者にとって(長期的に)得をする判断ができる「助言」をすることが役割です。

この辺りのスタンスは社労士事務所によって異なります。
私どもは「助言」にとどまり、最終的な判断は経営者の方にお願いしています。
ただし、経営者の方がどのような判断をしても、
私どもは最後まで経営者を支えます。

別の社労士事務所さんでは「助言」ではなく「指導」するそうです。
実際、指導の場面に立ち会ったことがないので、何とも言えない部分がありますが、
「助言」レベルよりももっと踏み込んだ、「こうしましょう!」と
ほぼ結論を決め打ちした形でサポートをするのだと推察しています。

どちらのスタンスがいいとか悪いとかいうことではなく、
お客様がお好きなスタンスの社労士事務所を選べばよいと私は思っています。

ただ、譲れないのが判断軸。
法律に照らし合わせてどうか、というだけではダメだと思います。

社長も社員もそれぞれの人生を歩んでいます。
こうした一人一人に対し、筋道を通しつつ、
思いやりの気持ちを持たなければいけません。

人の人生を左右することもある仕事である以上、
私どもは単に法律について勉強するだけではなく、
人格を磨き続ける責務があると思います。

どこまで頑張っても「磨き切った」という境地には至らないことは分かっていますが、
それでも人格陶冶の道を歩み続けることが、
答えがあるようでない世界の中で、
お客様に対しよりよいサービスを提供することにつながると信じています。

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金銭でモチベーションを上げる危険性

時々、従業員のモチベーションの維持・向上を図るための手段として、
昇給や賞与など、金銭の支給をメインに打ち出そうとする方がいます。

私は、このやり方は危険だと思っています。

「あなたを高く評価しているんですよ。」という気持ちの証として、昇給や賞与を位置づけ、
実際に昇給のタイミングや賞与を渡すタイミングで、
気持ちを伝えながら渡す、これはOKです。

一方、「こうしたらこうなる」という仕組みを作って、
あとは淡々とその仕組みに沿って運用するだけですと、
相手に気持ちが伝わりません。

気持ちが伝わらないとどうなるか。

仕事は金銭を得るための手段でしかなくなり、
金のために動く人が残る会社となります。

「この仕事が面白いからやっているんだ。お金なんて後からついてくる。」
というような考えの持ち主がどんどん減っていきます。

親子関係で例えて言えば、子供が家事を手伝ってくれたら
「ありがとう!」と気持ちを込めて言えばいいのです。

ここに「皿を洗ってくれたら1枚につき5円・・・」等とお金を持ち出すと、
お父さんやお母さんの役に立とうという動機はどこかに消えてしまい、
いつの間にやらお手伝いは、小遣い稼ぎの手段となってしまいます。

しかも、同じ刺激度合いではそのうち慣れてきますから、
そのうち「5円では少なすぎる」などと言い出してきます。

大人の場合、子供と異なり、生活費を稼ぐために働いているという一面があります。
だから当然お給料や賞与は渡すわけですが、
それでもやはり「ありがとう!」と、
気持ちを込めてお金を渡すことは外せないと私は思っています。

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部下のマネジメントとは自分のマネジメント

人を動機づけするには3つの方法があります。

1 苦痛を与えて従わせる
2 快楽を与えて従わせる
3 相手の価値観に火をつける

1と2はセットで用います。簡単に言えば「アメとムチ」。
期待している成果が出ていなければ罵倒し、恐怖を与えます。
時には減給、賞与カット、解雇をちらつかせます。
「こんなに叱られるくらいなら、仕事をした方がましだ。」と相手に思わせるのです。
そして成果が出た場合は相手を褒め称え、
昇給、賞与の支給、昇進の道を与えます。

これは相手を従わせる即効性があるので、
20世紀には大流行りでした。
今もこのマネジメント手法を使っている方もいるようですが、
私はこういうマネジメントは前世紀の遺物だと思っています。

即効性というメリットはありますが、デメリットが多すぎます。

まず、仕事を手段として捉えがちです。
叱られないことが目的になりますので、
叱られない程度の仕事しかしなくなります。
仕事の質が低下するということです。

特に、これからはサービスを通して相手に感動を与える時代。
「叱られないために」程度のモチベーションでは、
お客様に感動を与えるなんてできません。

また、社内の人間関係、職場の雰囲気も悪化します。
気持ちよく働けません。
中には心身の健康を害する人も出てくるでしょう。

これからは「相手の価値観に火をつける」マネジメントの時代です。
自らがしたいと思うからその仕事をする。
その仕事を誇りに思って仕事をする。

こういうモードで仕事をすれば、創意工夫が生まれ、
知識や技術もレベルアップします。
長い目で見れば、仕事の質は向上しますし、
そうした仕事がお客様の感動を誘います。

ただ、即効性がないことと、
多くの人がこうしたマネジメントを経験していないので、
具体的にどのようなコミュニケーションを
日々取ればよいのかが分かりにくいのがネックです。

私も、社内では日々試行錯誤の毎日です。
時には接し方を失敗して、従業員の意気を意味もなく消沈させてしまうこともあります。

ただ、大原則は当たり前ですが、
「相手を人間として認めること」
「相手の存在を心から受け入れること」
「相手の成長を心から願うこと」といった、心構えにあると思います。

この心構えをベースにした具体的な行動や施策は人によって様々ですが、
この心構えがないと、何も始まりません。

心のありようは必ず相手に伝わります。
つまるところ、部下のマネジメントというのは、
自分自身の心のありようのマネジメントに行き着くのです。

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今からでも遅くない。「学」を学ぼう!

最近参加している東洋思想の勉強会で
人として学ぶべきことは、「学」と「処世術」の二つに分けられる、と教わりました。
処世術というのはエクセルやワードの技術、簿記、コーチングスキル等、
働くために必要な具体的な知識やスキルを指しております。

一方、学とは魂を磨くための学びであり、生きる意味を学んだり、考察したり、
これからどのような志を持って生きていけばよいか等を学ぶものです。

学を学ぶには四書五経に代表される中国の古典を学ぶのがよい気がして、
最近は、これらに関する書籍や解説本等を読むようになりました。

そんな中、中国の古典に詳しい伊輿田覚さんの本を読み、
次のようなことを学びました。

何事にも本末というものがあります。
木で言えば、根っこが本。枝や葉っぱや花や実が末。
眼に見えない根っこを養っていくことで、枝振り等がよくなっていくわけだから、
まずは本をしっかり鍛えていくことが大切です。

人間が学ぶものには「学」と「芸」があります。
学は人間学を指します。具体的には中国の古典である四書五経等を勉強し、
自分の身を修め、世の中によい影響を与えていく人材になっていくための心構えを学びます。
一方で芸とは「六芸」を指します。
Wikipediaによると六芸とは次のものです。

★ 礼 - 礼節
★ 楽 - 音楽
★ 射 - 弓術
★ 御 - 馬車を操る技術
★ 書 - 文学
★ 数 - 数学

本末で言えば、人間学を学ぶ「学」が本。六芸が「末」
本末どちらも大切ですが、土台は人間学だと言っています。

この記事を作成するにあたり、インターネットでいろいろと検索してみたところ、
吉田兼好が書いた徒然草122段にも次のようなことが書いてありました。

  人の才能というものは、古典・文書を読み解くことができ、
  聖人の教えを知ることができるというのを第一にする。(中略)
  次に弓矢と乗馬で、中国古代の士官が習得すべき六芸にも挙げられている。
  必ずこれを身に付けておきたい。 

吉田兼好が言う「聖人の教えを知ることができる古典・文書」とは四書五経です。

結局、上に挙げたどの人にも共通しているのは、
人としての心構え、心(魂?)を磨く生き方についてしっかりと学んだ上で、
日々の生活に役立つ(日々の生活に彩りを加える)知識や技術を学びなさい、
ということだと解釈しています。

六芸の内容を現代に当てはめれば、国語や算数等、学校で学んだことです。
私は職業柄、労働法についても勉強していますが、
これも言ってみれば、現代の六芸(東洋思想の先生の言葉で言えば処世術)に入ります。

「末」の部分は結構やってきたつもりですが、
それに比べて「本」の勉強度合いと来たら・・・。

昔の寺子屋や藩校では四書五経について学んでいました。
小さい頃から人間学について触れてきたんですよね。
明治維新で活躍していた人達も、
きっと四書五経、ある程度は(相当!?)勉強していたと思います。

今、学校では「末」ばかりで「本」の勉強がほとんどなされておりません。
家で学ぶべきものという話もあるかもしれませんが、
親も「本」を勉強していないので、伝えようがありません。

学を学んでいたかつての日本人から見たら、現代人はどのように見えるのでしょうね。

古典なんて、中学や高校時代にやらされ感いっぱいで勉強していたくらいですが、
数千年の歳月を経てもいまだ色あせず、現代に息づいている古典には、
きっと現代にも通用する学びがあるのだと思います。
そうでなければ数千年の歳月を生き残れません。

四書五経でないと、あるいは中国の古典でないと
人間学は学べないということではありませんが、
どうも私には相性がよいようです。

これらの古典に親しみ、心構えをブラッシュアップし、
心が磨かれるような実践を深めていきたいです。

そして、学んだことを活かして、当社のサービスをよりよいものにしたり、
学んだことをご縁ある方々とシェアして、ともに学んでいきたいです。

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心を豊かに。

全ての人に言えることではありますが、
とりわけ経営者の方や人事の仕事に携わる方は
他人への影響力がありますし、人に関する仕事をしたりしますので、
心を磨き、心を豊かにしていくことが重要だと考えています。

こんなことを言っている私ももちろんまだまだ未熟者で、
毎日が学びの連続です。

最近私が学び始めた東洋思想に関する学習会で、
先生がこんなことをおっしゃっていました。

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時というものには様々な作用がありますが、
その中の一つに「本物だけを残す」という作用があります。
今、本屋さんに行けば沢山の本が陳列されていますが、
その中で100年後も残っている本はどのくらいでしょうか?

逆に考えると、100年生き残った書物、
500年生き残った書物といった具合に
長い年月を経過しても生き残っている書物というのは、
天が認めた本物の書物であることが多いのですよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なるほど!と思い、最近私がハマっているのは、
中国で数千年前に記述されたといわれる書物です。
易経、大学、中庸、論語、老子など。

書き下し文だと頭に入らないこともあったり、
正直、挫折してしまう可能性があるものについては、
解説本等を合わせて読んでいます。

こうした書物を読んでいくと、ビシバシ伝わってくることがあります。

自分の心を律して、正しく生きろ!とか、
高い志を持って生きよ!とか、
天のルールに沿った生き方をし、王道を歩め!とか。

また、解説本を読むと、
「そうか。この一字にそんな意味が隠されていたのか。」と
気づかされることが、たびたびあります。

古典を読む人の力量によって、
得られる教訓の濃さが変わってくるということです。

先日読んだ中庸の解説本にはこんなことも書いてありました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「徳」とは天が定めたルールを知り、そして実践することを言う。
知っているだけでは「徳」とは言わない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

頭をバットで殴られたような衝撃を受けました。
こうした言葉をバネに、一日一日を真剣に生きていこうと思っています。

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ススがついた電球を磨く。

私(中野)は人間の心というのはススがついた電球のようなものだと思っています。

電球ですから、本来の私達はまぶしく光る存在です。
でも、生きていくうちに心にススがつくのです。

ススがつきすぎると、本来は明るく光っている存在であるはずなのに、
光がススを通過することができず、あたかも心が真っ黒に見えます。

電球という自分の心を磨いて、自分の心についたススを少しずつでも減らし、
一人でも多くの人が本来の輝きを発揮できるような世の中になったらいいなと思います。

ススを取ることは日常生活の様々なシチュエーションを通してできますが、
その中でも、仕事をするということは
スス取り作業を効率的に進めることができる貴重な機会です。

仕事というのはストレスがかかりやすいです。
必ずしも気が合う人とばかりつきあうわけではありませんし、
自分の仕事のペースを乱されることもあります。

こうしたストレスがかかっているときに、
どういう言葉を発し、どういう行動を取るのか。
自分の心構えを鍛えていくことでススは取れていくのです。

また、仕事というのは「誰かのためにする」ことでもあります。
誰かがあなたの仕事を受け取るのです。

私たちの仕事ぶりによっては、相手によい影響を与えることもできます。
言ってみれば、相手の心のスス取り作業によい影響を与えることもできるのです。

仕事というのは単に生活費を稼ぐ手段というだけの存在ではありません。
自分の心がけ次第で、仕事を通して様々なものを得ることができる、とても奥深いものです。

仕事を通して自分自身の心を磨きたい。
そして、今の精一杯のサービスを通して
お客様やスタッフ、お取引様の心にプラスになるものをお届けしたい。
そんな気持ちで仕事をするよう、心がけています。

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才能ではない。努力、努力、努力。

学習塾に勤めていたときに、とても重要な傾向があることに気がつきました。

成績がよい人はだいたい毎日しっかり自宅で勉強している確率が高いです。
一方、成績が芳しくない人は、大半家で勉強をしていません。

成績が芳しくない子どもが、成績がよい子どもに対して
「おまえは頭がいいからいいよなー」と言うことがしばしば見受けられましたが、
成績がよい人は頭がいいから成績がよいのではなく、
毎日ちゃんと勉強しているから、その結果成績がよいのです。

事務仕事をしている人たちを見ていると、
普段使っているワードやエクセル等でも同じことが言えます。

ワードやエクセルを使いこなしている人というのは
大抵、プライベートの時間を使ってワードやエクセルの勉強をしていた時期があります。

例えば、空き時間に本屋で立ち読みをする際、
「エクセルの秘技!」みたいな特集記事が掲載されている雑誌があると、
つい読んで勉強してしまうのです。

専門知識を多く持っている人も同じことが言えます。
頭がいいから専門知識が豊富なのではなく、
専門知識を習得する時間を取って、勉強をした時期があるから、
専門知識を持っているのです。

才能という言葉に逃げず、不断の努力をすることが私は大切だと思っています。
(「普段」じゃないです。「不断」です。)

1日や1週間では目立たない差ですが、1年間、3年間、10年間と、
年単位で見ていくと、いつの間にやらとんでもない差がついています。

とはいえ、人間というのは弱い生き物です。
これまでサボってきたというケースも多々あると思います。
過去のことを振り返っても今さら仕方がありません。
今日この瞬間から、積み重ねていきましょう。

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