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フジサンケイビジネスアイ 特別コラボ企画

【労務管理の落とし穴⑲ あれっ、5月病?】

 ちょうど5月のゴールデンウィーク明け、4月に入社したばかりで、張り切って仕事に取り組んでいた新入社員に疲れが見え始めたりしていませんか?場合によっては、体調不良で遅刻や休みが増えたりするケースも。今日はそんな事例を見てみます。

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 係長「A君、ちょっと疲れているみたいだけど、大丈夫? まだ慣れないんだからあまり無理しない方がいいと思うよ」
 A君「いえ、大丈夫です。ちょっと疲れただけです。それよりも、早く会社の期待に答えられるように、がんばらなければいけないですよね」
 係長「何か悩みがあるなら相談に乗るよ。いい店があるから今晩飲みに行こうか」
 A君「はい」(苦笑)
 いかがですか。初めて部下ができて張り切り気味の係長ですが、せっかくの気遣いも逆効果になることがありますので注意が必要です。
 ちょうど5月のゴールデンウィーク明けに、急激にやる気がなくなってしまったり、どうしていいかわからなくなってしまったりする新入社員が出て来ることがあります。休み中に遊びすぎて疲れているのかと誤解してしまうことも多いようですが、もしかすると「5月病」かもしれません。
 4月は入社や人事異動などで新しい環境に変わることが多い中で、うまく適応しようとがんばっているうちに、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまっていることが原因の一つと考えられます。
 ストレスは嫌なことがあるときにたまるという単純なものではなく、希望どおりの会社に入社できたとか、希望どおりのポジションに昇格できたというように、一般的に良いことが重なってもたまってしまうことがあるのです。

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 この5月病は、ただの俗称で正確にいうと病気ではありません。適応障害といって、ストレスが体の適応能力の限界を超えているシグナルで、放っておくと、出社拒否や退職、場合によっては鬱病に発展してしまうこともあります。こんなときに上司が飲みに連れ回しても逆効果です。
 少し仕事のペースを調整してあげたり、早めに有給休暇がつく会社の場合は有給休暇の取得を勧めてみたりしても良いかもしれません。
 症状の名前や原因がわかっただけで安心することもありますし、人間ですから、体だけでなく心も一時的に悲鳴をあげることもあるのだと理解できただけでも、周りの人の接し方が変わってくると思います。
 人生は長いので、最初からアクセル全開で走らなくても、長い目で競争に負けることはないですし、休みをうまく取るのも長期的に高いパフォーマンスを出し続けるためには必要なことです。無理をしすぎる人よりも、できることを一つ一つ着実に増やしていった人の方がよっぽど信頼されます。

アストラット株式会社

 若くてフットワークが良いスタッフを中心にお客様のサポートを行っています。 新しいことにどんどんチャレンジするスタッフが多く「それはできません」という仕事が少ないのが当社の特徴です。
 弁護士や会計士、税理士、司法書士、社労士、中小企業診断士、行政書士、ファイナンシャルプランナーと社内にほとんどの専門家が常駐していることから、本当に必要なサービスを一ヶ所で受けることができる便利さが喜ばれています。

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