『当たり前のレベルを上げる』
これは人材育成の本質の一つだと思います。
例えば、社内でだれも挨拶をしない会社があるとしましょう。
ある日社長が「必ず挨拶をするように」と社員全員に命令したと
します。
はじめはイヤイヤやっていた社員でしたが、それが「当たり前」に
なると、当然のごとく挨拶をするようになりました。
そこに新人が入ってきて、社員全員が挨拶する姿に驚きます。
新人「この会社ってすごいですね」
先輩「いや、これがこの会社の当たり前だから」
このケースは架空のものではありません。
皆さんの身近にも起こっているのはずです。
新しいルールが追加されると、多くの人は「えーっ!」と
反発しませんか?そのルールが会社にとってプラスになること
だとしても「今までどおりでいいじゃない」という考えが起きる
のです。(人は変化に対し警戒する心理があります)
でも、そのうち新しいルールが「当たり前」になると、誰も
不満を口にせず、自ら行動するのです。このような経験をし
たことはないでしょうか?
これも人材育成の手法なのです。
大切なのは、最初から「高いハードル」を設定しないこと。
できるレベルで少しずつ「ハードル」をあげていくことが
成功のポイントです。
先の例で言えば、挨拶もできない社員にいきなり
「リッツカールトンレベルの応対をしろ」と言われても
できません。まずは「挨拶を必ずする」ことから始める
ことが大切なのです。それができてから、次のレベルに
移すこと。マナー研修よりも効果が高いと思います。
「当たり前」のレベルを設定し、徐々に上げていく。
計画的な人材育成、できていますか?
※この記事は「オールアバウト・プロファイル」に毎日掲載している
コラムより、反響が多かった内容です。


