教えるではなく、気づかせる。
私は研修の最初にこう言います。
「ビジネスに絶対の正解はありません。」と。
マーケティングにしろ、経営戦略にしろ、「必ず成功する」
ものがあれば、皆それを学べば成功してしまいます。
今日も本屋に行きましたが、多くの方が「成功する営業」
という主旨で本を出されています。
しかし、著者一人ひとりが違う考え方で主張しているわけですから、
「本当に正しいやり方はどれなの?」と混乱してしまいます。
おわかりのように、どれが正解というのはありません。
もしあるのなら、その本以外の理論もなければ、その本以外は
書店に無いはずだからです。
本は著者の考え方、つまり1つの視点で書いてあります。
研修は、講師の考え方のみで進める場合もありますが、
私は多くの考え方を提示し、多くの視点を聞いてもらいます。
その中から、受講生が納得する、合う考え方や手法が
どれなのかを「気づいて」もらいたいのです。
なぜなら、人によって得手不得手があり、思考も異なるからです。
扱っている商品も違うでしょう。その状態で自分が納得いかない
方法を学んだとしても、結果的には活かせないケースが多いの
ではないでしょうか。
研修は「正解を教える」のではなく、受講生なりの正解を
「気づかせる」、見つけてもらうことが大切だと思うのです。


